“お地蔵さま”の縁日は毎月24日と広く紹介され、多くの寺や地域で供養・法要・露店の賑わいが生まれます。
夏には旧暦7月24日に由来する地蔵盆が各地で営まれ、関西では8月23~24日前後や土日開催が一般的です。
年の最初の縁日を初地蔵(1/24)、最後を納めの地蔵(12/24)と呼ぶ例も見られます。
ここでは日取りの目安と背景、代表的な行事を、公表情報に沿ってまとめます。
行事の基本情報
区分 | 内容 |
---|---|
縁日(一般) | 毎月24日が地蔵菩薩の縁日とされる。 |
地蔵盆 | 旧暦7/24の行事。現在は8/23~24前後や、その前後の土日に行う地域が多い(京都市の解説)。 |
初地蔵/納めの地蔵 | 1/24=初地蔵、12/24=納めの地蔵として大祭や行事を営む例が各地にある(京都・鈴虫寺 等)。 |
代表的行事 | 京都・六地蔵めぐり(2025年は8/22~23の案内)。 |
補足 | 寺院により縁日の設定が追加される場合あり(例:巣鴨・高岩寺は4日・14日・24日)。 |
由来と歴史
- 地蔵信仰の広がり
地蔵菩薩は六道の衆生を救う菩薩として、日本では平安末?中世に民間へ広く定着。道端の石仏や「六地蔵」など、多様な信仰形態が生まれました。 - 「24日」と地蔵盆
縁日は毎月24日とされ、なかでも旧暦7/24の縁日は地蔵盆として重んじられました。現在は新暦運用で8/23~24前後に実施する地域が多く、京都市の調査でも夏の風物詩として位置づけられています。 - 地域行事への展開
京都の六地蔵めぐりは、六街道口の地蔵を巡拝し家内安全・無病息災を祈る伝統行事。公式観光サイトで2025年8/22~23の開催が案内されています。
現代の過ごし方
- 月例の縁日に参拝
24日に合わせ、最寄りの地蔵堂や寺の行事を確認。寺によっては初地蔵(1/24)や納めの地蔵(12/24)に特別法要あり(例:京都・鈴虫寺)。 - 夏は地蔵盆へ
京都などでは、町内の祠前や集会所で子ども中心の催し・読経・授与などを実施。開催日は8/23~24頃や前後の土日が多い旨が公表されています。 - 巡拝イベント
六地蔵めぐりのような公的に周知される巡拝行事は、年ごとの公式案内で日程・授与品の取り扱いを確認。
関連する雑学や逸話
- “六地蔵”の意味
六地蔵は「六道」に対応し、道の辻や寺門前に六体が並ぶ形が知られます。旅の安全や地域守護の信仰と結びついて広まりました。 - 地域ごとの縁日運用
一般に24日ですが、寺院によって独自の縁日を設ける例も(例:巣鴨・高岩寺は4・14・24日に縁日と案内)。参拝時間や露店の有無は各寺の告知で確認を。 - “初地蔵/納めの地蔵”の呼び方
その年の最初・最後の24日をそう呼んで篤く行う例が見られ、京都の華厳寺(鈴虫寺)では「納めの地蔵」が行事として周知されています。
まとめ
地蔵の縁日=毎月24日が基本。夏の地蔵盆(旧7/24→今は8/23~24頃)、年頭の初地蔵(1/24)、年末の納めの地蔵(12/24)など、季節の区切りごとに親しまれています。
京都では六地蔵めぐりのような伝統行事も継承。
参加の際は、各寺や自治体の最新案内で日程・作法を確認してから出かけると安心です。