“火伏（ひぶせ）・防火”の信仰で知られる愛宕(あたご)は、毎月24日が縁日とされ、年の最初を初愛宕（1/24）、最後を終い愛宕（12/24）と呼ぶ例が見られます。
総本宮は京都・愛宕山の愛宕神社で、夏の千日詣り（7/31夜?8/1早朝）が有名。
東京・港区の愛宕神社では6/2～?24に「千日詣り ほおづき縁日」を行います。
ここでは公表情報に基づき、日取りの目安と行事の位置づけをまとめます。
行事の基本情報
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 縁日（一般） | 毎月24日（年初＝初愛宕、年末＝終い愛宕の呼称例）。地域・社寺で運用差あり。 |
| 総本宮 | 京都・愛宕神社（愛宕山頂）。火伏・防火の信仰で知られる。 |
| 主な年中行事（京都） | 千日詣り＝7/31夜～8/1早朝に参拝すると“千日分のご利益”と伝える行事。毎年の実施枠・時間帯は公式案内を参照。 |
| 主な年中行事（東京） | 千日詣り ほおづき縁日＝6/23～24。茅の輪くぐりなどを実施（当年の案内に従う）。 |
| 札の例 | 「火迺要慎（ひのようじん）」の火伏札を授与する社がある（京都の例）。 |
言葉の意味と由来
- 愛宕信仰と“火伏”
愛宕は火の災いを鎮める信仰として広まり、総本宮の京都・愛宕神社は全国に約900社を擁する愛宕社の中心と案内されています。 - 24日が縁日とされること
複数の歳時記・解説で「毎月24日が愛宕権現の縁日」と記され、1/24＝初愛宕／12/24＝終い愛宕の呼称が示されています（社ごとに月次祭の設定や行事名の表記差あり）。 - 夏の“千日詣り”
京都の愛宕神社では、7/31夜～8/1早朝にかけて参拝する千日詣りが恒例行事として周知されています（期間や受付時間は毎年の公式発表が基準）。
現代の過ごし方
- 毎月24日の参拝
身近な愛宕社で火伏・防火を祈願。授与や法要の有無・時間は各社の当年案内で確認を。仙台の愛宕神社のように24日の月次祭を掲げる例もあります。 - 季節行事に合わせる
京都の千日詣り（7/31～8/1）や、東京の千日詣り・ほおづき縁日（6/23～24）など、各神社の年中行事に合わせて参拝計画を。いずれも当年の公式告知が確定情報です。 - 火伏札の授与
京都の「火迺要慎」札が広く知られており、家庭や店舗の台所に貼って安全を祈る風習が紹介されています。授与方法・初穂料は各社の掲示に従ってください。
関連する雑学や逸話
- “千日分のご利益”の言い伝え
京都の千日詣りでは、期間内の参拝で“千日分のご利益”と伝えられ、夜通しの登拝で賑わいます（年次の運用は公式案内に従う）。 - 東京・愛宕神社の「ほおづき縁日」
6/23～24に茅の輪をくぐる千日詣りと併せて行われます。開催時間や授与の詳細は毎年の発表にて。 - 月次祭の例（地方社）
仙台の愛宕神社は「毎月24日 月次祭」と掲げています。各地の愛宕社で月例の祈りの場が設けられています。
まとめ
愛宕の縁日＝毎月24日が一般的な目安で、1/24は初愛宕、12/24は終い愛宕と呼ばれます。
京都の総本宮では千日詣り（7/31夜～8/1早朝）、東京・港区の愛宕神社では6/23～24に「千日詣り ほおづき縁日」を実施。
日程や授与、参拝時間などの詳細は各社の当年公式告知をご確認ください。
