亥子祭|宮中行事を伝える護王神社の伝統祭礼

お祭り
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京都御所に伝わる宮中行事を今に伝える「亥子祭(いのこさい)」。

護王神社で毎年11月に行われるこの祭は、古くから「子孫繁栄」「無病息災」を祈る大切な行事として守られてきました。

平安装束に身を包んだ参列者たちが行進する姿は、まるで平安時代へタイムスリップしたかのよう。

雅やかな京都らしい祭礼として、多くの人々を惹きつけています。

基本情報

項目内容
行事名亥子祭(いのこさい)
開催日毎年11月1日
開催場所護王神社(京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385)
特徴平安時代の宮中行事「亥子餅」の儀式を再現。参列者が平安装束で行列し、神前で神事を行う。
公式サイトURL護王神社公式サイト

由来と歴史

亥子祭の起源は平安時代にさかのぼります。

旧暦10月の「亥の日」に、宮中で亥子餅を食べて子孫繁栄や無病息災を祈った行事が始まりです。

この習わしは中国の風習「亥子餅」に由来し、唐から伝わったとされています。

日本では亥の日を「火防(ひぶせ)」の日とも考え、亥子餅を食べることで災厄を避ける願いが込められました。

室町時代以降、宮中では徐々に簡略化されましたが、護王神社がこれを受け継ぎ、現在も京都において唯一、この古式ゆかしい祭礼が続けられています。

京都市の無形民俗文化財にも指定され、貴重な歴史的行事として広く知られています。

祭の流れと見どころ

祭は毎年11月1日に行われます。

  • 平安装束に身を包んだ公家装束の行列が神社に入場
  • 神前で「亥子餅」を供え、神事を執り行う
  • 宮中行事の作法に則った厳かな儀式が再現される

特に、平安装束の行列は観光客からの注目も高く、秋の京都を彩る雅やかな風景として人気です。

アクセス&モデルプラン

  • アクセス
  • 地下鉄烏丸線「丸太町駅」から徒歩約7分
  • 市バス「烏丸下長者町」下車すぐ
  • 周辺に有料駐車場あり(混雑のため公共交通機関推奨)
  • モデルプラン
    午前中に護王神社で亥子祭を見学し、午後は京都御所や相国寺など周辺の観光地を散策するのがおすすめです。秋の紅葉シーズンと重なるため、祭と観光をあわせて楽しめます。

周辺の宿泊先

  1. 京都ガーデンパレス
    護王神社から徒歩約3分という抜群の立地。神社参拝の拠点として最適で、京都御所の散策にも便利。落ち着いた雰囲気のホテルで、朝は和洋バイキングを楽しめます。
  2. 京都ブライトンホテル
    護王神社まで徒歩5分。上質な空間と広い客室が魅力で、少し贅沢な滞在にぴったり。ホテルからは京都御所や相国寺へのアクセスも良く、観光と合わせて過ごせます。
  3. ANAクラウンプラザホテル京都
    二条城の目の前にあり、歴史散策を楽しむ拠点として人気。護王神社へはバスで約10分ほど。観光後はホテル内の和洋中レストランでゆっくり食事ができます。
  4. 相鉄フレッサイン 京都四条烏丸
    京都の中心・四条烏丸エリアにあり、ショッピングやグルメを楽しむのに最適。護王神社へは地下鉄で数駅とアクセス良好。観光も街歩きも欲張りたい人向けのホテル。
  5. 三井ガーデンホテル京都三条
    和モダンの雰囲気と大浴場が魅力の宿。四条烏丸エリアに近く、夜は繁華街で食事を楽しめます。護王神社や京都御所観光の拠点として、観光+リラックスの両方に便利。

FAQ

Q. 亥子祭は誰でも見学できますか?
A. はい、一般の参列・見学が可能です。境内で行列や神事を見られます。

Q. 雨天の場合はどうなりますか?
A. 小雨決行ですが、荒天時は一部内容が変更されることがあります(詳細は神社に確認してください)。

Q. 所要時間はどのくらいですか?
A. 神事や行列を含め、約1?2時間程度で見学できます。

まとめ

亥子祭は、平安時代の宮中行事を現代に伝える、京都ならではの伝統祭礼です。

護王神社の境内で繰り広げられる平安装束の行列と神事は、古都の歴史と文化を肌で感じられる貴重な機会。

秋の京都観光とあわせて、この雅やかな祭礼を体験してみてはいかがでしょうか。

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